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Project #04-2 「LIVELY VILLA Noki」プレイヤー座談会 #2
海を前に、森に抱かれ
空間が感性を開放する
これまでにない木造建築「LIVELY VILLA Noki」のモデルハウスが2025年6月に福岡県糸島市に、7月に熊本県阿蘇郡西原村にオープンした。このプロジェクトに関わったプレイヤーたちに、それぞれのモデルハウスについて、そして「LIVELY VILLA Noki」の今後について語ってもらった。
project member
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<帝人株式会社>
右から
松尾 淳(コーポレート新事業本部 アライアンスマネジメント部/企画、商品開発、ブランディング、マーケティング、営業)
佐藤 嘉弘(同上/企画、ブランディング、マーケティング、プロモーション) -

<株式会社リブワーク>
左上から時計回りで
田中丸高寛(営業部マーケティング課 課長 /販促プロモーション)
池田 尚弥(建築部工事管理課係長 /工事管理)
下川 政一(建築部次長 /工事管理)
柴原 崇志(営業部 課長 イオンモール熊本店店長 /販売)
田嶋 征也(営業部設計2課次長 /実施設計)
森川 梨奈(建築部コーディネーター課課長/内装仕様策定) -

<クリエイティブパートナー>
右から
中島立人(株式会社都市環境建築意匠設計事務所 代表/企画、設計)
鈴木 聡(ondo株式会社 代表/クリエイティブディレクション)
唐津湾に沈む太陽、それは永遠
――3mの軒下と10mの大きな屋根、柱の少ない一体的な空間を擁するLIVELY VILLA Noki。現在は、福岡県糸島市と熊本県阿蘇郡西原村にモデルハウスがオープンしています。まず、糸島の魅力を教えて下さい。
建築家・中島 リビングから広い軒下、そして海へと一体的につながっていく空間ならではの非日常感を大事にしました。たとえば大きな軒先がつくりだすフレームは、ノイズとなる電線をカットし、海の景色を切り出しています。また、寝室のドアを開けておけば、玄関から入った時に寝室の窓越しに海が見えます。常に、外との連なりを考えて設計しました。
リブワーク・森川 大屋根がつくる高い天井と、ぜいたくなワンルームのリビングは開放感にあふれています。だからこそ、空間が単調にならないように、大きな照明や窓際のアルコーブ、天井を照らす間接照明を設えました。
リブワーク・田嶋 唐津湾に接したこのエリアは夕日の名所でもあり、たとえば軒下でドリンクを片手にくつろぎながら、美しい夕景を望むこともできます。また、マリンアクティビティを楽しむにも絶好のスポットですね。
帝人・佐藤 さまざまな場所をリブワークさんと見て回ったなかで、糸島は即決に近かったんです。それほど景観が優れていた。糸島という土地自体も、福岡市に隣接しながら豊かな自然環境を誇り、教育機関の充実もあって近年移住者が急増しています。たとえば私たちがイメージする住まい手のひとつとして、アクティブシニアの存在がありますが、ここであればアウトドアなどの趣味を楽しみながら、地域コミュニティともつながり、子どもや孫との団らんの時間も深められる。豊かなライフスタイルが送れる場所だと思っています。

日本の原風景を特等席でのぞむ
――西原村のモデルハウスはいかがでしょうか?
建築家・中島 特徴的なのは、大きな間口の大開口木製サッシです。これにより、室内から広い軒下を介して、林の風景がパノラマのように映ります。室内にいながら、まるで周囲の林の中にいるような不思議な感覚になると思います。また、糸島よりも広い空間のため、ハイサイドライトを設えて、中心部が暗くならないように心がけました。
リブワーク・柴原 この大屋根は遠くからでもすごく目立ちますよね。きっと住まう方にとっては、帰ってきてこの屋根が目に入る度に、高揚感が得られると思うのです。風が吹く度に、木々のざわめきがサラサラと聞こえてきて、本当に涼やかな気分になる。また、ちょっとした高台にあるのでのどかな里山を見渡せます。都会にはないゆったりとした時間が流れていること、そしてそれを贅沢に味わうことができる点が、強い魅力です。
リブワーク・田中丸 西原村は阿蘇くまもと空港から車で約10分。日本全国を飛び回って活躍されているビジネスパーソンにとって、このアクセス性の良さはとても使い勝手が良い。また、半導体工場の新設などもあって、エリアとしてとても注目を集めています。不動産価格も上昇しており、その意味では資産性の面からも価値があると考えられます。

日本中の、人の暮らしを美しくする
――LIVELY VILLA Nokiは、今後、どのような展開をしていく予定でしょうか?
リブワーク・田嶋 リブワークのネットワークを活かして、全国各地、それぞれの場所でオーダーに応えていきたいですね。山や川といった自然の豊かな場所はもちろん、都会でもこうした木造の大空間は安らぎをもたらしてくれるでしょう。間取りのプランもベースは5タイプあり、柔軟にご要望に対応できます。まずはモデルハウスで、この邸宅のポテンシャルを感じていただきたいですね。
帝人・佐藤 リブワークさんと話しているのは、LIVELY VILLAシリーズとして、2030年に累計1000棟の販売。「LIVELY WOOD」は大量生産が難しいプロダクトですが、生産体制を整えてニーズに応えていきたいです。また、LIVELY VILLA Nokiをよりコンパクトにしたニューモデルも検討しています。住宅だけではなく、宿泊施設や店舗などさまざまな活用シーンも想定し、日本中にこの空間の開放感を伝えていきたいですね。
クリエイティブディレクター・鈴木 シンプルに、自然とつながったこの空間の気持ち良さは格別ですよね。おそらく、昔の日本の家屋や暮らしでは当たり前だったと思うのですが、現代のライフスタイルにおいて自然を感じる瞬間はあまりにも少ない。だからこそ、キャンプや登山など、能動的に自然と触れ合おうとする方が増えているのだと思います。でも、LIVELY VILLA Nokiであれば、軒下や窓を開放したリビングで、常に自然を感じることができる。その価値は、これからより一層高まっていくと思います。
帝人・松尾 個人的には、このプロジェクトは「化学はいかに美しく化けられるか」という実験でもありました。化学はさまざまな研究や開発の礎でもありますが、人間の情緒というものからは遠い存在だと思われてきた。でも、このように、化学の力で美しい空間をつくることができる。人の心にポジティブな感性を与えることができる。暮らしと自然を接続し直すことができる。化学メーカーとして、今後も、人々の豊かな暮らしに直結するようなチャレンジを続けていきたいですね。
